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≪Chaper11≫ ディーゼル車の燃料切れに、非常に便利なアイテム

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バッテリートラブルイメージ

 今回は、ディーゼルエンジン車の燃料切れ、補 給作業後の殆どの場合に行わなければならない エア抜き作業を、非常にスピーディに行える画期 的アイテムをご紹介します。

 近年のコモンレール式噴射ポンプは従来のようなエア抜き作業では時間を要する時があり、事案 的に路上で起こる(特に上り坂や下り坂)事の多い 燃料切れの作業を、「出来るだけ迅速に」復旧し、 危険個所からの早期撤退を果たす為にはどうすれ ば良いか?との発想から考えてみました。


≪エア抜き作業≫

・通常のエア抜き作業は、給油作業後、手動のプライミングポンプで圧力を掛け、燃料ライン(フィルターケース)に滞留したエアをエア抜きバルブやボルトを緩める事により放出します。
 しかし、燃料フィルターへアクセスする為の、キャビンを開閉する作業は時間が掛かり、また、近年のコンレール方式の噴射装置によりエア抜き作業に時間を費やす事も多々あります。また、簡易クレーンの前ブーム状態や、キャリアカーなどキャビンが開けられない車両は困難を極めます。

 そこで、燃料のラインへ圧力を掛けて軽油を送る事により、燃料タンクの戻り配管まで混入したエアを押 し出すと言う発想で、プライミングポンプを操作することなくエア抜き作業を完了させる事が出来ました。

エア抜き作業図
 

オートフリュードポンプ

オートフリュードポンプ

本体
動作圧力  5,4〜11,8kg/cm3
真空度   最大85%
容器の容量 2,5リットル
使用温度  -20℃〜60度
空気消費量 負圧時80リットル/分 約6kg/cm3

      加圧時35リットル/分 約6kg/cm3

○エアを使用し、軽油の吸入、圧送を自在に行う事が出来るポンプ機能を持った圧力タンクです。
このタンクを使用し、燃料ライン(フューエルホース)へ軽油の圧送を行う事によって、燃料タンク の戻り配管へ混入エアを圧送し、エア抜き作業が完了、エンジン始動を容易にする事が出来ます。


≪使用例≫

   

1.燃料ラインの継ぎ手(割り込める箇所)を探す。

燃料ラインを捜す
給油用タンクへ
エアを接続

・車両の燃料ライン継ぎ手部分(通常は燃料タンク上部)を見つけ、吸い込み側(往き側)のホースを取り外します。予めポンプへ軽油を充填しておき、エアを接続します。


2.ポンプから車両の燃料ラインへ接続、圧送を開始し、エンジンを始動する。
燃料ライン接続 圧送開始 エンジン始動

・燃料ホースとポンプを接続し、メーターを確認しながら圧送を開始。数十秒後に混入エアが抜けるのを見計らって(車両の燃料タンク戻りからエアが排出し終わるのを確認する事も出来ます)クランキングすると、エンジンを始動する事が出来ます。始動後、一旦エンジンを停止し、燃料ラインを再接続すれば終了です。

 

※ このキットは、新商品として発売を開始しております。ぜひ弊社 東京SHOWCASEまでお問い合わせ下さい。

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